『ASAHI』
アサヒシューズは、1892年に石橋徳次郎氏によって
仕立物業として創業、その中のひとつに、足袋があった。
転機となったのは1922年、それまでは糸で縫いつけていた足袋のソールを、
ゴムに硫黄を混ぜると弾力性が増す「加硫」の技術によって
直接貼り付けることを可能にした。
日本初の貼付式地下足袋の誕生である。
耐久性に富んだこの足袋は炭鉱で働く人々に絶大な支持を受け、
その後スポーツシューズの生産にも乗り出す。
1970年代からUSAブランドの生産や日本ライセンスアイテム、
日本の一流ブランドのOEMなど、数々の名品を世に送り出した。
「Asahi」はそんなアサヒシューズから
足袋から始まった加硫をはじめ、
シューズ作りの歴史で培われた技術を発揮して、
デザインセンスが融合したブランドを作りたい。
そんな思いで2016年から開発がスタートした、アサヒシューズの新ラインです。
“ASAHI DECK”
トップサイダーのような雰囲気を醸し出すASAHI DECK
70年代ごろに採用されていたデッキシューズをもとに
メイドインジャパンの技術がたくさん詰め込まれています。
ソールとアッパーはヴァルカナイズ製法により
付けられておりますので耐久性は抜群です。
今でも職人の手によって一足一足縫われ、アウトソールを巻き上げた後、
加硫釜に入れて120度の温度で圧力をかけながら熱していく。
ソールとアッパーの極めてはがれにくく、長くきれいに履けて
弾力があるため履き心地の良さが生まれ、履くたびに足になじんでいってくれます。
屈曲すると波型の溝が現れる「カッティングソール」は、
船の濡れた甲板で作業しても滑らないように工夫された特徴的な機能です。
この溝を入れる刃も自社開発し、一点一点加工している。
アッパーからソールまで一貫して日本で靴作りを行うのは
実は非常に珍しいことであり、
昔から靴作りを行ってきたアサヒシューズだから、成せることなのです。
アッパーの表地と裏地の貼り合わせには接着材をほとんど使用せず、
袋状に縫うことで通気性を高くしていたり、
細かいピッチのミシンがけや、通常より高い位置まで巻くことで
美しいシルエットを生み出す周囲のテープなど、
同社の中でも圧倒的な時間と手間をかけて、
他のデッキシューズとは一味も二味も違う一足に仕上げてくれています。
ゆるやかにラウンドしたトゥですが、
どこかドレッシーな印象も与えてくれる『Asahi Deck』
デニムやチノパンはもちろんの事、ミリタリーパンツやウールパンツなど
様々なパンツとも相性抜群です。
夏場はショーツと合わせていただいても
大人っぽく履けるのでオススメでございます。
MADE IN JAPAN
素材 キャンバス/ラバー
~サイズの参考~
表記より、少し大きめなサイズ感ですので
普段通りのサイズ、もしくはハーフサイズ小さめのサイズ選びがオススメです。